「くそ・・・」と悔しい気持ちになった時って、その感情を中々抑えることが出来ないですよね。
その内容があまりにも屈辱的だった場合は、長期間頭の中から離れずイライラする事さえあるかと思います。
仕返しが出来ればスッとしそうですが、中々上手くいくものでもありませんよね。
ようやく忘れられたと思っても、ふとしたきっかけでまたその感情を思いだすこともあります。
そこで、そんな悔しい気持ちを抑える方法を今回解説してみました。
悔しいという怒りや悲しみの感情を抑える対処法や解決方法を探している方は是非参考にしていただければと思います。
悔しい気持ちを抑える方法
それでは、悔しい気持ちでいっぱいの時に、その感情を抑える方法を今から一つずつ解説していきます。
１．身体をリラックスさせる
まずは、身体をリラックスさせて少しでも冷静に物事を判断できる状態にすることが大切です。
特に悔しい思いをしたばかりの後は、腹が立つ等の感情が高ぶって、中々それを抑えることができないものです。
その状態が続く限り、冷静に今から何をすることがベストなのかを判断することは困難です。
そこで、まずは少しでも体の力を抜いて、心を落ち着かせるシンプルな方法があります。
それが深呼吸です。
肺や胸の中にある空気を全て出すように息を吐き、次に鼻からゆっくりと大きく息を吸います。
吸う息に関しては、おへその下あたりを膨らませるようにして吸い、5秒程度息を止めます。
その後、身体の力を抜きながら、息を一気に吐き出しましょう。
これを数回繰り返すだけでも、リラックスさせることができ、少しは冷静な判断力を取り戻すことができます。
２．悔しいと思う原因・問題内容をあぶりだす
なぜ今回、感情が抑えられない程悔しいと思うのか。
それを、一度自分自身にしっかりと問いかけることが最も大切です。
・どう考えても相手が悪い、理不尽な内容が原因
・自分の力量不足が原因
このように、悔しいと思う根本的な原因をあぶり出す必要があります。
なぜならば、はっきりと原因を把握していなければ、この問題を解決することができないからです。
もし、前者の相手が悪い場合だと、なぜ相手はそのような事をしてきたのかと理由を考えてみる必要があります。
冷静に考えると、過去に自分が取った行動が原因で、今回相手がそのような態度をとってきたというような、実は、自分に落ち度があったというケースも少なくありません。
もし、どう考えても自分に落ち度がない場合は、
・相手に謝罪させる
・社会的な制裁を受けさせる
この2つを、今後の自分の人生を考えて、それを検討するメリットがあるのかどうかをを検討する必要が出てきます。
次に後者の自分の力量不足が原因だった場合は、どうやってその力量不足を改善するのか、また、改善した後に、どう行動して挽回させるのかを考える必要が出てきます。
こういったことをしっかりと分析せずに、ただ、感情を抑えたいがために、暴れたり、仕返しをしようとしてしまっては、一瞬の快楽を得られたとしても、問題解決にはならず、むしろその行動がさらに別の問題を引き起こしかねません。
ただ、頭では分かっていてもどうしても感情を抑えることができないことも多いです。
その場合は、次の「3．ストレス解消法を実践」で、解決させます。
3．ストレス解消法を実践
どうしても落ち着いておられず、もうこのままじっとしていては、自分が崩壊してしまいそうな時は、ストレス解消法を実践します。
人に迷惑をかけない方法ならば、何でもOKです。
そのストレス解消法を複数紹介します。
◯体を思いっきり動かす
バッティングセンターに行ったり、ゲームセンターのボクシングマシーンに思いっきりパンチをしたり、ひたすらランニングをするというように体を動かして感情を開放させます
◯カラオケなどで大声を出す
大声を出しても誰にも迷惑をかけない場所、例えばカラオケボックスに行って大きな声で好きな歌を歌うなど、とにかく感情がおさまるまで憂さ晴らしをする方法です。
◯思いっきり泣く
とにかく泣きたい気持ちになれば、無理して我慢せず、気が済むまでいっぱい泣きます。
遠慮なく泣くことで、心がスッキリと浄化させるようにさせます。
◯共感してくれる人に話を聞いてもらう
信頼ができて自分の話を共感してくれる人に、話や愚痴を聞いてもらうというのも効果的です。
自分の話を他人に分かって共感してもらうことで、かなり心を落ち着かせることができます。
◯とにかく寝る
一晩寝ることで、起きた後、なんで昨日はあんなに感情的になっていたのだろうと不思議に思うケースがあります。
◯趣味などの好きなことをする
マンガやゲーム、楽器やお菓子作りなど、普段、時間を忘れられるほど好きになれる趣味などがあれば、それに打ち込んでみたり、好きなアーティストのライブに行ったりして気持ちを少しでも切り替えるようにします。
◯夢の中で好きなことをする
明晰夢という自分で見たい夢が見られる方法があります。
夢の中でやりたいことを自由にすることで、ストレス解消につながります。
以上になります。
とにかく我慢することなく、自分の全てをさらけ出すつもりで、とことんストレスを解消させることです。
人に迷惑をかけない範囲で、思いっきり感情を開放させましょう。
4．第三者視点からみて、本当に悔しい内容なのかを考える
冷静に考えてみると、実は自分の勘違いで悔しいと感じていただけというケースがあります。
例えば、生意気な態度や偉そうに接してきた、恥をかかされたと思っていても、相手が変わった性格の人で、本人自身は偉そうだったり生意気にしているつもりがないということがあります。
悪気はなくても人に誤解を与える行動をするというタイプの人ってたまにみかけませんか？
相手がどんな人なのかを、先入観なしで再チェックしてみると、また異なった考えになることがあります。
また、恥をかかされたと思っているのは自分だけで、実際には、他の人は何とも思っていないこともあります。
いわゆる自意識過剰というものです。
＜自意識過剰とは＞
他に対する自己を意識しすぎること。自分が他人にどう見られるかを考えすぎること。
【引用:コトバンク】
冷静に、相手の性格や自分の周りの人の反応を考えてみると実は、決して悔しいと思うような内容ではなかったということがありえます。
５．そもそも、あなたの人生の中で重要なことなのかどうか
悔しい気持ちが抑えられないことで、復讐したい、見返したい、何かできる事がないものか等々を考えることは、多くの時間を無駄にする可能性があります。
そこで、そもそも今回の内容が、あなたの人生の中で長期的に考えて、重要なものかどうかを考える必要があります。
人生という貴重な時間の中で、後から振り返って、「あの時、無駄な時間を過ごしてしまったな・・・」とか、「あれにこだわらなければ、もっといい人生を過ごせたのにな」というように、後悔だけはしたくないものです。
そうならないためにも、人生という中で、今回の悔しい出来事がどれだけあなたの人生に影響を及ぼすのかを一度考えてみましょう。
今、地球上には、73億人以上の人が存在します。
そんな73億人以上の中で、あなたを悔しいと思わせ、悩ませている目の前の一人、もしくは数人は、あなたの貴重な人生の時間を費やすほど価値のある人達なのでしょうか？
それを一度考えてみることをおすすめします。
６．ポジティブに考える
物事の考え方によっては１８０度、見かたが変わります。
内容にもよりますが、悔しいと思った気持ちをバネにして、
・自分が成長するきっかけになった
・自分の行動を見つめなおす良い機会が得られた
というようにポジティブにとらえることができます。
他にも、恋人の彼氏や彼女が、他の人に取られたというケースだと、「素敵な新しい恋人をGETする為に、中古としてくれてやった」とか、「恋人が、人の道にはずれた人だと結婚前に知ることができて良かった」というように前向きに考えることもできます。
実際に、悔しいと思う気持ちは決して悪い事ばかりではなく、自分を成長させる上で必要で大切なものの場合もあります。
逆にネガティブにばかりとらえてしまうと、
・どんどん悪い内容を考えてしまう
・精神的に疲れて、うつ病などの健康に害を及ぼす
・その結果、周りの人が離れていき、人間関係の悪化
等々、状況はますます悪くなりかねません。
そうならないためにも、今後、人生を良く過ごしていくためには、いい方向を向いて歩んでいく必要があります。
今回の悔しい出来事をポジティブに捉えることで、人生が前向きに進み、それで後々良い出来事を得るきっかけになるかもしれません。
７．自分の味方を見つける
「3．ストレス解消法を実践」の中でも少し触れましたが、自分のことを理解してくれて、共感もしてくれる人の存在はかなり大きいです。
1人で悩みを抱えるよりは、理解して支えてくれる人がいる方が断然と心を落ち着かせる上で効果的です。
また、その人のおかげで、自分では気づけなかった視点が得られて、問題解決につながることもあります。
親や兄弟、親友等々、自分の思っている内容を包み隠さずに相談できて、そしてその内容を真剣に聞いてくれるあなたの味方となる人が周りにいないかどうかを探してみましょう。
もしもいないのであれば、心理カウンセラーを頼るのも一つの手段です。
＜心理カウンセラーとは＞
「こころ」のケアをする仕事
悩みを抱えている人の話を聞くことによって、その人自身の力で立ち直ったり解決するのを援助することが主な仕事
【引用：ケア資格ナビ】
日頃から、信頼のできて頼りになる仲間をつくっておくと、このような感情が抑えられない程辛い時には、かなり頼りになるものです。
悔しい気持ちを抑える方法のまとめ
悔しい気持ちを抑えるためには、中々抑えられない感情に関しては、ストレス解消法を実践して感情をぶちまけて、そして悔しいと思わせられた根本的な原因・問題に関しては冷静に考えて対処する必要があります。
もし一人ではどうしようもなく、このままではダメで自分が崩壊してしまいそうなときは、1人では抱え込まずに、信頼できる味方を見つけて頼るようにしましょう。
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