寝ている間に、「見たい夢を見る方法があればな・・・」と一度は思ったことはありませんか?
もしも夢の内容を自由自在にコントロールできたら、
・好きな食べ物を好きなだけ食べる
・楽しいことを思いっきりたのしむ
・好きなあの人と思い通りのシチュエーションで過ごす
等といった理想の世界を体験して楽しむことができます。
日頃のストレス発散も含めて、せめて、夢の中だけでも楽しみたいですよね。
実は、見たい夢を見るというのは訓練次第で可能なのです。
そこで今回は、自分の見たい夢を見る方法について大きく特集してみました。
是非、最後までお読みいただければと思います。
自分の見たい夢を見る方法!明晰夢という存在
まず、見たい夢を見れるようになるためには、明晰夢というものを知っておく必要があります。
その明晰夢とは何かということですが、明晰夢とは、
明晰夢(めいせきむ、英語:Lucid dreaming)とは、睡眠中にみる夢のうち、自分で夢で あると自覚しながら見ている夢のことである。
【引用:wikipedia】
のことです。
つまり、明晰夢とは、
「今、私は夢の中にいるんだー!」
と分かっていて、その後、
夢の内容を自由自在に変えることができる夢ということなのです。
つまり、明晰夢を見る力がつくと、いつでも見たい夢が見れるようになれるということなのです。
明晰夢はどれくらいリアルなのか
見たい夢が見れると言っても、現実の世界と比べてどれくらいリアルなのかが気になるかと思います。
明晰夢に関しては、現実世界とほぼ変わらないリアルな体験をすることができます。
つまり、人間の5感と呼ばれる視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚を明晰夢の中で感じることが可能ということなのです。
美味しいものを食べれば「おいしい!」と感じられ、空を飛べば、風が皮膚にあたる感覚等を感じることができるというわけです。
他にも勉強をしたり、考え事をしたりと夢の中にも関わらず、有効に時間を使う事さえも可能になります。
明晰夢に気づいた時から世界を自由自在に変えられる
夢の中で明晰夢だと気づいた瞬間、自分の好きなように世界を変えることができます。
・空を飛ぶ
・周りの景色を一気に変える
・意図したシチュエーションに変える
こういったことを意識すると、すぐさまその通りになるのが明晰夢です。
明晰夢の仕組みって?
では、なぜそのようなことが起こり得るのでしょうか?
それは、明晰夢と気づくことで脳が覚醒するからだと言われています。
つまりその結果、身体は寝ているけれども、脳がはっきりと起きているからこそ、五感が感じられ、夢の中を思ったようにコントロールできるというわけなのです。
ちなみに、起きたい!と思った時は、意図して起きることも可能です。
明晰夢って、どうやれば見れるの?
この明晰夢は誰でも訓練さえすれば見ることが可能だと考えられています。
年齢関係なく、子供からお年寄りまで見ることができます。
実際、明晰夢を見る為に必要なのは、夢の中で夢だと気づくこと。
ただ、それだけです。
その為に、できる訓練の内容をいくつか紹介します。
明晰夢を見る方法
訓練方法その1 毎日寝る前に強く意識する
これは、一番簡単な方法ですが、毎日寝る前に「今から夢をみるぞ!絶対、夢の中で夢だと気づくんだ」と強く意識することです。
毎日、「夢の中で夢だと気づきたい」ということを考えて、潜在意識をすりこむことが大切です。
それだけでなく、「今日はこういう夢を見るんだ」と見たい夢の内容を実際に見ているかのように気持ちをこめて意識してみましょう。
ちなみに、寝るときは、リラックスした状態で眠れるようにして下さい。
訓練方法その2 夢か現実か?問いかけてみる
日頃から、今は現実の世界にいるのか、夢の世界なのかを問いかける習慣をつけるようにします。
普通ならば、そういったことを考えませんよね。
起きている時は、現実の世界だと当たり前に思うはずです。だからこそ、夢を見ても夢だと中々、気づくことができないのです。
そこで、日頃から、「今は現実か?夢の中か?」といったリアリティチェックをすることを習慣づけると、夢の中でも同じようにリアリティチェックをして夢だと気づきやすくなります。
そのリアリティチェックとして出来る内容は、
・右手の指が左手の手のひらをつき抜けないかどうか
・視界がいつもよりぼやけていたり、はっきりとしていないかどうか
・時間を正確に見ることができるかどうか
・文章を何度読んでも同じ内容になっているかどうか
・身の周りの環境で何かおかしな所がないかを考えてみる
この中の一つでもいいので、リアリティチェックとして一日に数回するようにしてみましょう。
もしも夢の中であれば、高い確率で指が手のひらを貫通するなど、現実ではありえないことが起こります。
リアリティチェックをする習慣をつけることで、夢の中で夢だと気づきやすくなるので、明晰夢を見たい人は是非、リアリティチェックをする習慣をつけるようにしましょう。
訓練方法その3 夢日記をつける
夢を見たことを覚えていないという方は、少なくないかと思います。
夢を思い出せないということは、夢の中で夢だと気づきにくい状態であるというだけでなく、万が一明晰夢を見れたとしても、起きた後にそれを覚えていない可能性が高いのです。
夢を鮮明に覚えるためには、上の訓練1、2をするだけでなく、夢日記をつけてみます。
枕の横にメモ帳やノート、スマホなど、すぐに夢の内容をメモできるものを置いておき、起きた後すぐに、見た夢の内容を書くようにします。
書き方は箇条書きでもかまいません。出てきた人や印象なども含めて、とにかく夢の内容を思い出して、覚えている内容を全て書くようにします。
それを毎日続けることで、夢について意識しやすくなり、内容も鮮明になりやすく、その結果、明晰夢を見やすい状態になります。
明晰夢を見る為に、さらに詳しいテクニック
ここで、さらに明晰夢を見る方法として初心者に効果的なテクニックとしてMILDテクニックというテクニックを紹介します。
このMILDテクニックは、明晰夢研究の第一人者と呼ばれるスタンフォード大学の神経生理学者のスティーヴン・ラバージ博士が発見した方法です。
MILDテクニックの活用方法
MILDテクニックは、以下の手順で進めます。
1.見た夢の内容を記憶しておく(夢日記作成)
まず見た夢の内容をしっかりと記憶するようにします。
夢の内容を鮮明に思い出せない内は明晰夢を見ることはかなり難しいです。
そのために、目を覚ました時に夢の内容を記載しておく夢日記を書くようにします。
可能な限り夢の内容を思い出し、イメージを具体的に書くようにして下さい。
夢の内容を忘れない様に、枕の横に日記帳を置いて置き、起きたらすぐにメモできる状態にしておくなどの工夫をしておきましょう。
2.リアリティチェックをする
次に、今、夢の中にいるのか、現実の世界なのかを判断するために、日頃からリアリティチェックをするようにします。
リアリティチェックとは、普段日常のなかで、右手の指を左手の手のひらに押し込む動作をするなど、定期的に決めたシンプルな行動をすることです。
現実の世界だと何も起こりませんが、これが夢の中だと、指が貫通します。
このリアリティチェックをするときに、周辺を見渡しながら、今は本当に現実の世界なのか?と思いながら行動することで、夢の中にいるときに自覚することができるようになります。
3.アファーメーション
夢を記憶する、定期的なリアリティチェックをするということができれば、次にアファーメーションという行動を寝る前に行います。
アファーメーションとは、「今から夢を見てそれを絶対自覚するぞ」とか、「◯◯の内容の夢を今から見るぞ」というように寝る前に言い聞かせて自己催眠を行うことです。
心を込めながら、今から明晰夢をみるぞ!とか、今日はこういう内容の夢をみよう!とは、今夢を見ているんだというように言い聞かせます。
とにかくこのアファーメーションに集中して眠る直前まで繰り返すようにします。
4.ビジュアライズをする
そして最後に、ビジュアライズという想像をする行動を行います。
これは、近頃見た夢の内容を思い出して、その夢の内容の結末を変えるように想像します。
これを、今にも眠る寸前という状態の時にリラックスしながら行います。
その思い出している夢の内容の細かい内容まで頭の中で再現するようにし、そして、その中から、現実ではなく夢だと断定できる部分を探すようにして下さい。
見つかったら、夢だという事を自分自身に言い聞かせるようにします。
そして、自由に自分が望む内容を妄想します。
この妄想している状態を続けているうちに実際に眠りにつくことになるのですが、この状態で眠ることによって明晰夢につながりやすくなるのです。
場合によっては、妄想していた内容がそのまま明晰夢として現れることもあります。
以上が、MILDテクニックになります。
WILDテクニックについて
そしてもう一つ、MILDテクニックの他にWILDテクニックというテクニックも存在します。
このWILDテクニック、チベットの仏教が起源になっていると言われており、瞑想を活用して明晰夢を見る方法です。
その方法については以下の通りとなります。
1.寝る前にリラックス&瞑想状態に入る
まず寝る時に、身体の肉体的にも精神的にもリラックスできるように、瞑想をします。
精神状態をゆっくりと静かにさせ、身体を動かさずに、頭の中を空っぽにします。
もしも、何かが思い浮かんで来たら、意識し過ぎずに、ただその思い浮かんだ内容を観察をするようにして、その考えが過ぎ去るように見守ります。
そのリラックスのできた状態を続けていると、今にも眠りに落ちそうなぼんやりとした状態に入ります。
2.意識をしながら夢の中へ入っていく
あと少しで寝てしまいそうな感覚になり、ぼんやりとリラックスした瞑想状態になったら、いよいよ夢を見る段階に入ります。
ここでは、ビジュアライゼーションを行います。
<ビジュアライゼーション>
まず、瞑想の中で見えていた内容を鮮明にする、もしくは、何でもいいので頭の中で一つのシーンを鮮明に思い浮かべてみて下さい。
例えば、「青空の広がる公園の中で、横に池があり、そして周りにはきれいな花が咲いている」といった感じです。
そして、そこにあなたが実際にいるとイメージし、周りの様子をゆっくりと見渡して観察してみましょう。
本当にその場所に自分がいると感じる事が大切です。
観察だけでなく、そこで聞こえるであろう音を想像するというのもありです。
そして、「自分は今夢をみている」と考えて常に言い聞かせるようにします。
この時は、リアルの世界で眠りに入ろうとしている自分と、夢の世界の2つを意識している状態になりますが、徐々に、夢の中の自分の身体だけに意識をするようにします。
そうしているうちに、寝ている自分の体の感覚がなくなり、夢の中へ入っていくようになります。
そうなれば、後は、リアリティチェックを行い、夢である認識を強めれば、ようやく明晰夢に入ります。
※注意 WILDテクニックでは、人によっては、頭の意識より身体が先に眠ってしまう金縛り状態になることがあります。気になる方は、MILDテクニックの方を使用して下さい。
明晰夢で得られるもの
明晰夢を見るスキルをつけることで得られるのは、とにかく日頃のストレスや不満が解消できるということです。
リアルの世界では中々満たされない願望を実現させたり、憧れのシチュエーションを叶える事が夢の中で可能になるので、これほど自由でストレスから解放される方法が他にあるでしょうか。
日頃からストレス解消方法を探している人は、自分の見たい夢を自由に見ることができるスキルを身につけることを選択肢に入れてみるといいかもしれませんね。
興味があれば是非、今回の明晰夢を見る為の方法を試してみてはいかがでしょうか。
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